猫の睡眠時間が長い理由は?平均どれくらい?年齢で違う?
寝ている猫の姿を良く見かけることから、なぜ猫の睡眠時間が長いのか気になるかもしれませんが、それにはきちんとした理由があるのです。
猫の睡眠時間は平均でどれくらいなのでしょうか。年齢で違ってくるのでしょうか?
猫の睡眠時間が長い理由
猫の睡眠時間が長いのは、本来猫は野生の動物であって、野生の世界で生き延びていくためには、獲物を捕獲して生活する必要があることが関係しているのです。
昼間に活動している獲物を狙って捕獲するよりも、夜眠っている獲物を狙って捕獲したり、暗くて見つかりにくい時間のほうが確実に仕留められる確率が高くなります。
夜に獲物を捕獲するために昼間は体力を温存する必要があり、その為にひたすら睡眠を取るようにしているのです。
家で飼われている猫なら獲物を自分で捕獲しなくても、飼い主から餌を与えられるので狩りをするという生活はしなくていいのですが、先に述べた野生の本能が影響しているのです。
また、獲物を探したり、獲る時間ではないときには起きているとエネルギーを消費してしまうので、なるべく寝ている方が生きていきやすいからです。
そして猫の眠りはほとんど浅い眠りのレム睡眠状態です。
それは、警戒心が強くて何らかの音や人などの動きに対して瞬時に反応するようになっているからです。
その為に長い睡眠時間のように見えますが、単純に一日の平均睡眠時間から考えると、熟睡している睡眠時間は約3時間程度なのです。
こうした理由から猫は長い時間寝ているので、決して体調不良や病気ではないので心配する必要はありません。
猫の平均睡眠時間は?
一般的な猫の平均睡眠時間は、大人の猫なら約12時間~15間程度です。
1歳未満の子供の猫なら約18時間~20時間程で、1日の3分の2~2分の1は眠っているのです。
このように年齢によって平均睡眠時間の長さに違いがあるのは、人間と同様に子猫は元気に成長するために、成猫よりも多く睡眠時間を必要としているためです。
また猫は年齢が9歳くらいになると高齢になるためエネルギー効率が落ちていきます。
年齢が10歳くらいになると子猫の頃と同じくらいの睡眠時間になって、1日の大部分を眠って過ごすようになっていくのです。
このように高齢になることで睡眠時間が増えてくるのは自然なことなので、心配しないでゆっくり眠れる環境を整えてあげると良いです。
本来、猫が長い睡眠時間をとることは自然なことなのですが、時には病気や体調不良で長い時間寝ている可能性も考えられます。
呼吸が荒い・毛並みが逆立っている・寝る場所をほとんど変えないと言った時は、何らかの病気の可能性があるので、普段から猫の様子は観察しておきましょう。
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