猫がおもちゃをくわえて持ってくる理由は?
『おもちゃをくわえて持ってくる』という行動は犬なら当たり前と思うかもしれません。
でも、猫もこの持ってくるということをします。
おもちゃを投げてやると何回も持ってくることも。
いったいなぜ猫はおもちゃをくわえて持ってくるのでしょうか。
その理由を紹介していきます。
猫がおもちゃを持ってくる理由
飼い猫がおもちゃをくわえて飼い主のところに持ってくる光景は珍しくありません。
その理由については幾つかの可能性が考えられます。
その理由は4つあります。
- 遊んでほしい
- お世話をしている
- 自慢している
- 安全な場所に確保している
どれが理由だとしても本当にかわいいものです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.遊んでほしい
まず「おもちゃ」を選んで持ってくる場合。
これは犬も同じですが、飼い主にそのおもちゃで遊んでほしい時です。
実は犬より知能指数が高いと考えられている猫なので、以前に飼い主がそのおもちゃで遊んでくれたことを覚えています。
「これを持って行けばまた遊んでもらえる」と考えるわけです。
おもちゃをくわえて持ってきて飼い主の手元・足元に置き、じっと待っているようならおそらく遊んで欲しいのでしょう。
2.お世話をしている
一方、意識的に「おもちゃ」を選んだのではなく飼い主の元に持ってきたものが「たまたまおもちゃだった」という場合。
これは猫が本来持っている狩猟本能と関係があると考えられます。
つまり、「狩ってきた獲物」を飼い主の元に運んできたわけです。
これには猫の本能に関係した幾つかの理由が考えられています。
まず現在最も有効な説は、「狩りのできない飼い主のためにご飯を獲ってきてあげた」というもの。
野生の猫が食事をするには必ず狩りをしなければならず、猫にしてみれば人間は「狩りもできないかわいそうなヤツ」です。
代わりに獲ってきてくれているのです。
飼い主の元に狩ったものを持ってくるという行動は特に避妊手術をした雌猫に多いと言われています。
これは母猫が子猫のために獲物を獲ってくるという本能がそのまま飼い主にスライドされていると考えられています。
また母猫は仔猫が自立するために狩りの仕方も教えるので、狩りの仕方を教えようという意味もあるようです。
3.自慢している
他の説としては、「獲ったものを飼い主に見せたい・自慢したい」という理由も挙げられています。
「見て見て、ちゃんと狩りできたよ」「ホラすごいでしょ、褒めて褒めて」というわけです。
4.安全な場所に確保している
あるいは「獲ったものを一時的に安全な場所に隠している」という説もあります。
猫は確保した獲物を一気に全部食べてしまわず数回に分けて食べることがあります。
このようなムラ食いの際には確保した獲物を他の猫や動物に盗られてしまわないよう隠します。
この本能が働き、「誰にも盗られない安全な隠し場所」として飼い主の元を選んでいるのかもしれません。
いずれの理由であっても飼い主の元におもちゃを運んできたのなら、遊んであげたり褒めてあげたりすると良いでしょう。
猫が獲物を持ってくるという行動と同じですね。
⇒⇒猫が虫やネズミを持ってくる理由とは?食べるのは病気になる?
まとめ
猫がおもちゃをくわえて持ってくるという行動の意味は分かったでしょうか。
- 遊んでほしい
- お世話をしている
- 自慢している
- 安全な場所に確保している
これが行動の意味と考えられています。
どの意味だとしても飼い主のことが大好き、信頼していないとしてくれない行動です。
いっぱ褒めて遊んであげると猫も喜ぶでしょう。
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