猫の鼻息が荒い!原因はいったいなに?

健康な猫の場合、安静時の呼吸は大体平均20~30回/分です。勿論これは目安ですが、明らかにこれより呼吸回数が多い、つまり鼻息が荒い場合は何らかの異常が考えられます。

 

猫の鼻息が荒くなってしまう原因はいったい何なのでしょうか!?

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猫の鼻息が荒くなるメカニズム

猫の鼻息が荒いというのは呼吸が速く、少しでも酸素を取り込もうとしている状態と考えていいでしょう。いったいどんなことが身体に起こっているのでしょうか。

 

電解質バランスの乱れ

息が荒くなってしまう直接の原因の1つは「体液の電解質のバランスの乱れ」です。身体はナトリウムイオン、カリウムイオンなどの電解質でバランスをとっています。

 

電解質が酸性あるいはアルカリ性に傾き過ぎると、このバランスを修正するために呼吸を使って電解質のバランスを調整しようと頑張るため、呼吸が荒くなります。

 

貧血

「貧血」でも、呼吸が荒くなってしまうことがあります。赤血球の数が減少していると酸素の運び屋が減ってしまうので、酸素を少しでも身体に取り込もうとするため、呼吸が速くなっていきます。

 

呼吸器の異常

更には、気管支や肺など「呼吸器の異常」でも息が荒くなります。肺が異常を起こしていると、うまく酸素と二酸化炭素を交換できなくなってしまいます。

 

こうなると身体は酸素不足を起こしてしまうので、少しでも呼吸を速くして酸素を取り込もうとするのです。

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猫の鼻息が荒くなる病気は

猫の鼻息が荒くなってしまうメカニズムは分かったでしょうか。ここからは具体的にどんな病気の可能性があるのかを見ていきたいと思います。

 

熱中症

過呼吸になる具体的な病気の1つは、「熱中症」です。熱中症は身体の電解質異常を起こしてしまいます。

 

体温が上昇しても人間のように汗をかいて体温を逃がすことができないため、呼吸によって体温を下げようとする点は犬と同じなのですが、猫は犬のようにしょっ中息を荒くするわけではありません。

 

逆に言えば猫が息を荒くするほど体温が上がっていると言うことは、熱中症の域にまで達していると考えられるので、早急に体を冷やしてあげる必要があります。

 

猫喘息

息が荒くなる代表的なもう1つの病気は、「猫喘息」です。

 

猫の喘息で多いのはアレルギー性で、体内にアレルゲンが入り込み、免疫機能が過剰反応を起こしたために気管支が収縮し、呼吸しにくくなっていると考えられます。

 

感染症

あるいは気管支炎や肺炎など、呼吸器官にウイルスや細菌、真菌、寄生虫などが感染して異常をきたし、呼吸しにくくなる「呼吸器感染症」の可能性もあります。

 

特に猫ヘルペスウイルスやネコカリシウイルスなど、一般に「猫カゼ」と呼ばれる「猫ウイルス性鼻器官炎」は過呼吸を起こしやすく、重症化すると肺炎まで引き起こしてしまうことがあります。

 

猫ウイルス性鼻器官炎の場合、過呼吸の他に鼻水や目やに、発熱、よだれなどの症状が見られるため、これらの症状が見られたなら病院で適切な治療を受けさせてください。

 

心臓に異常

また、心筋症を発症する猫は多く、心筋症になると肺水腫や胸水によって咳や呼吸困難などの症状を表します。

 

しかし、心筋症は初期のうちにはほとんど症状が見られないため気づきにくく、過呼吸や後ろ足の血管が詰まることで、後ろ足が立たなくなって初めてそれに気づいた時にはかなり進行していた、ということも珍しくありません。

 

ただ、これら重篤な疾患でなくても、例えば外で喧嘩をして興奮して帰って来た時や、気管や喉に異物が入ってそれを吐き出そうとしている時などにも鼻息が荒くなることがあります。

 

鼻息が荒いからといって直ぐに病院へ連れていく必要はないかもしれません。まずは猫の様子をよく観察することが大切です。

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